「みんな買ってるから」で財布が軽くなるワケ
「流行ってるから」「みんな持ってるから」――気づけば財布がスカスカ。
そんな経験、ありませんか?
たとえばSNSでバズっている商品、芸能人が身につけている服、街中でみんなが持っている最新ガジェット。
「なんか自分も持ってないと取り残されそう…」と感じて、つい購入ボタンをポチッ。
でも翌月のクレカ明細を見て、「あれ、こんなに買ったっけ?」と青ざめる…。
これ、あなたの意思が弱いのではなく 「社会的証明」という心理効果 にやられているんです。
SNSで流行を追う夫婦の攻防
なぁ、また同じスニーカー買ったん?家に似たやつ5足あるで?
いやこれ!TikTokでバズっとったやつやねん!みんな履いとるし流行やで!
ほな財布の中身も流行に乗ってスッカラカンやな
「…ぐぬぬ。
次は流行やなくて“残高”に乗ってくれへん?
それはバズらんやろ…
社会的証明とは?浪費を誘う心理の正体
心理学でいう「社会的証明(Social Proof)」とは、
人は他人の行動を基準にして自分の行動を決めやすい という現象。
- 行列ができているラーメン屋は美味しそうに見える
- 口コミが多い商品は信頼できそうに思える
- 「売上No.1!」と書かれると安心して買ってしまう
これがまさに社会的証明です。
本来なら「自分に必要かどうか」で判断すべき買い物が、
「みんなが買ってるから大丈夫」と脳が勘違いする。
結果、浪費につながるわけです。
SNSで拡散される「みんな買ってる」現象
InstagramやTikTokで「みんな使ってる」投稿を見ると、実際の利用率以上に普及しているように感じてしまいます。これは社会的証明がデジタル空間で増幅される典型例です。
口コミが意思決定を左右するメカニズム
レビュー件数や星の数は「他人が選んだ証拠」として作用します。本来は自分に合うかどうかが重要なのに、多数派の選択を基準にしてしまうのです。
流行と浪費のつながりをデータで検証
ある消費者調査では、
「購入の決め手が“周囲の評判・口コミ”だった」と答えた人は 全体の65% にのぼります。
さらに20代では 75%がSNSを参考に買い物をしている というデータも。
(出典:総務省「情報通信白書」/楽天インサイト調査)
つまり、10人中7人は「他人の行動」を根拠に買い物をしている。
これを節約目線で考えると――
「月5万円の消費支出のうち、20%(=1万円)が“流行や口コミ起因の浪費”」
という計算が成り立ちます。




「社会的証明」を逆利用する節約のコツ
- 「みんな持ってる」=浪費サインと気づく
他人が基準になった瞬間、冷静に「本当に必要か?」を確認。 - 買う前にリストに書く
その場のノリ買いを防ぎ、1週間後にまだ欲しいか確認。 - 口コミよりレビュー数を相対化する
「星5が多い=安全」とは限らない。情報を一歩引いて見る。 - 比較の基準を“過去の自分”に変える
「みんな」ではなく「去年の自分」と比べる。
まとめ:流行に乗るか、残高を残すか
「みんなが買ってるから」と財布を開いたら、
最後には「みんな貯めてるのに自分だけ貯金ゼロ」。
社会的証明は怖い。
でも知ってしまえば、逆に「人がやってない節約」を堂々と選べる。
結論:
流行に乗るより、通帳に残高を残そう。
節約に乗り換える夫婦の会話
なぁ、みんなやっとるiDeCoとNISA、俺も始めるべきかな?
それは乗っとけ。将来にバズるやつや
ほな次は流行に乗ってええんか!
財布空っぽの流行はアカン。資産増える流行は大歓迎
なるほどなぁ、ほんま社会的証明も使いようやな
じーぱぱ提案:節約アプリで「見える化」
節約のコツを実践するなら「見える化」が欠かせません。
特におすすめなのが 家計簿アプリ。
- マネーフォワードME
- Moneytree
- Zaim
これらを使えば「何にどれだけ浪費してるか」が一目瞭然。
“流行で買ってる支出”が赤裸々に出てくるので、浪費抑制に直結します。
さらに光熱費や保険の見直しも「みんな変えてるから安心」ではなく、
数字で比較して自分に最適なものを選ぶ。
これこそ心理を逆手に取った節約術です。
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